10月24日(金)から26日(日)にかけて我がメカニカル技術部は、福島県郡山市で開催された第33回全国高等学校ロボット競技大会に出場してきました。我が部が最も重要視している大会で、本校は開校14年(内2年は全国大会中止なので実質12年)で7回目の出場になります。
9月に開催されたメカトロアイディアコンテストが山形県予選会となり、本校は優勝してこの大会への出場権を勝ち取りました。全国から72チームが集い雌雄を決することになりますが、まずは予選通過を目指して、大会までは調整と練習をして出発当日を迎えました。
途中のサービスエリアで美味しいランチをいただきました。
会場へ到着するとすでに出場チームの多くがロボットや工具類の搬入や梱包を解いており、否が応でも緊張が高まります。
会場の様子
全員で記念撮影
次の日は公式練習と開会式です。予選と同じルーティンで同じコートで実施します。他のチームが強く見えて、自信が無くなりそうになりますが、これまで頑張ったことを思い出し、公式練習に臨みました。
手動ロボットは練習でできた最高得点をマークできましたが、自動ロボット調子が悪く練習の得点には遠く届きませんでした。
原因はリード線の断線でした。長距離の輸送や、慣れない環境下での調整がうまくいかず、かなり大変な修理をしなければなりません。
それでもロボットを分解して原因を探り当て、なんとか動作確認まではできましたが、公式練習でのアイテムとの距離感のテストが出来なかったのでぶっつけ本番になってしまいます。
この日の夕食は焼肉です。美味しい食事で明日に向かって英気を養いました。
いよいよ予選です。72チーム中上位24チームが予選通過という厳しい戦いになります。メンバーの3人は内心の緊張を隠しながら競技に臨みました。
しかし今度は昨日の公式練習でベストスコアを出した手動ロボットがトラブルで思うように動きません。自動ロボットは昨日の修理の甲斐あって動作しましたが、アイテムとの距離感の調整ができず本来の得点には届きませんでした。
今年の全国大会は残念ながら予選不通過という結果になってしまいました。
目標であった予選通過はなりませんでしたが、それよりも自分たちで作り上げたロボットの性能を見せる事が出来なかったことが悔しく、残念でなりません。
これで3年次生は引退となりますが、これからは1・2年次生が11月に開催されるやまがた高校生ロボットコンテストに向けて活動を再開します。また2月には高校生ものづくりコンテスト旋盤作業部門にも出場します。
そして来年のこの大会で今年のリベンジを果たしてもらいたいです。