令和7年9月27日(土)に山形県立米沢鶴城高等学校で、第34回メカトロアイディアコンテスト兼第33回全国高等学校ロボット競技大会山形県予選会が開催されました。この大会は我がメカニカル技術部が最も重要視している大会で、これまで6回の全国大会出場を果たしてきました。
今年も4月のルール発表から部員全員でロボット製作に臨み、試行錯誤・成功と失敗を繰り返しながら少しずつ完成度を上げていきました。またロボット競技は操縦技術が勝敗を左右する重要な要素となるので、操作練習を繰り返しながら大会当日を迎えました。
今年のルールはリモコン操作ロボットと自動ロボットの2台で、各アイテム(ソフトボール・軟式野球ボール・ゴルフボール・塩ビパイプ・ペットボトル3種)を回収し、3分間で所定の場所まで運び設置した後、最後に制覇の旗をパイロンに立てる競技です。アイテムの種類が多いのでその分より多くの機構が必要であり、それらの機構をロボットに収納する難しさがあります。またその分操作も複雑化し、1回の操作ミスで取り返しのつかない失敗につながります。
ロボット競技にはトラブルが付きもので、今回も制御系の電源トラブルで一時はどうなるかと心配しましたが、なんとか解決し無事競技に入ることができました。競技中は操縦者の好判断と自動ロボットの順調な動作もあり、まずまずの得点をあげました。その結果点数的には練習時のベストスコアとはいきませんでしたが、出場チームの中では最高得点となり、優勝することができました。また出場チームの中で最も優れたロボットに贈られる『メカトロアイディア大賞』も同時受賞となりました。
本校の優勝は3年ぶり3回目で、この半年間苦労に苦労を重ねて作り上げたロボットの性能を披露できたことが何よりも嬉しく、部員全員で喜びあいました。また正式に『全国高等学校ロボット競技大会』の出場権を獲得することができました。全国大会は10月26日に福島県郡山市で開催されます。県大会以上の得点を上げられるように調整と練習を繰り返し、万全の体制で全国大会に臨みます。