11月30日(土)に山形市の道の駅やまがた蔵王で開催された『やまがた高校生ロボットコンテスト』に出場してきました。このコンテストは山形新聞社主催で今回で第8回目となります。本校メカニカル技術部はこれまで2度準優勝しており、悲願の優勝まであと一歩と悔しい思いをしてきました。
今年の課題は大幅に変更して、ボールを的に当てる競技です。使用するボールはママボールというスポンジ状のボールで、大小9箇所✕2チーム分計18個の的に向けて放ち、総得点で競う対戦形式の競技です。対戦は30秒ごとに3度交代し、相手に当てられた的はその後得点できないルールです。いかに相手より早く的に当てるのが大事になります。
本校のメカニカル技術部は9月末にメカトロアイディアコンテスト終了後に、製作を開始したので約2ヶ月という短い期間でのロボット製作はかなり大変でした。また昨年度の機構が何一つ使えず一からボールを拾う・狙いを定める・ボールを放つという一連の機構を作り出すのはとても苦労しました。
当日県内11校が参加した大会では予選を経てトーナメント戦で開始しました。本校は1回戦羽黒高校と対戦し、お互い得点を重ねましたが本校の得点が上回り勝利することができました。準々決勝では予選2位通過の寒河江工業と当たり、本校の放ったボールは1度に2枚の的を射抜く2枚抜きや、終了の合図とほぼ同時に的に当てるブザービーターなどで逆転勝ちをすることができました。
準決勝の相手は山形工業です。このチームのロボットは自動で的を狙う制御をしていてとても良くできたロボットでした。本校チームも善戦しましたが惜しくも敗れベスト4という結果でした。しかし本校ロボットの完成度の高さが認められ、審査員賞を受賞することができました。
目標である優勝には届きませんでしたが準決勝まで進むことができ、且つ自分たちが製作したロボットの性能を発揮することができたので皆満足げな顔でした。また他校の高いレベルの技術を目の当たりにし、次年度に向けてさらにより良いものを作ろうとあらためて皆で決意しました。